Post.Office
メールサーバソフトウェア
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技術情報・マニュアル・FAQ
Post.Office FAQ よくある質問と回答集
Q1. | メール送信履歴の確認方法は? |
A1. |
メールの送信履歴はログファイルに記録されます。 ログファイルはプレーンテキスト形式で記録されるため、任意のテキストエディタを 利用して内容を確認することができます。 デフォルトの設定では、ログファイルはスプールディレクトリの下の log フォルダに 保存されます。 ログに関する詳細情報はアドミニストレーションガイドの8.4章「ログ情報」を 参照してください。 |
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Q2. | Post.Office稼動サーバを別のマシンに移す際に、ホスト名、IPアドレスが 変わっても問題ないか? |
A2. |
移行時にホスト名、IPアドレスを変更した場合、Post.Office設定情報中に含まれている、 該当するホスト名、IPアドレスは全て手動で書き換える必要があります。 できればホスト名、IPアドレスは変更しないことを奨励します。 ホスト名、IPアドレスを変更する場合は、事前に変更が必要となる設定個所を洗い出して、 変更にかかる作業量を確認してください。 (変更対象個所は、ご利用のPost.Officeサーバの設定により異なります。) 1) レジストリ情報 レジストリエディタ(regedit.exe)を起動します。 レジストリエディタの検索機能を使って、下記レジストリキー配下に含まれている 変更対象のホスト名、IPアドレスを検出します。 HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office メールルーティングオプションの設定、SMTPチャネルエイリアスの設定、 メールブロッキングオプションの設定、メールリレーの制限、システムセキュリティの 設定等の設定値に、ホスト名やIPアドレスが指定されている場合があります。 2) アカウント情報 Post.Office管理画面よりアカウント情報を開き、「メインE-mailアドレス」 「追加アドレス」欄のメールアドレスを確認します。 E-mailアドレス中に、ホスト名が含まれている場合があります。 また、通常 Account Manager、Configuration Manager、Error Handler等の 予約アカウントのE-mailアドレスのドメインパートには、IPアドレスが設定されています。 レジストリ情報及びアカウント情報を移行した後で、対象項目を変更してください。 (レジストリ情報を変更した場合は、Post.Officeの再起動が必要です。) |
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Q3. | Post.Officeのログファイルが見つからない場合は? |
A3. |
デフォルトの設定ではログファイルは、スプールディレクトリ直下のlog という ディレクトリに保存されますが、コンフィグレーションにより変更することが可能です。 (スプールディレクトリのパスは、Post.Office 管理画面の「ライセンス情報および コンフィグレーション情報の表示」画面にて確認することができます。) デフォルトのディレクトリに見つからない場合は、Post.Office管理画面の 「ログオプションの設定」を開き、「メールサーバのログを保存するディレクトリ:」 の設定を確認してください。 ログに関する詳細情報はアドミニストレーションガイドの8.4章「ログ情報」を 参照してください。 |
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Q4. | Mailboxの位置をCドライブからDドライブに変更するには? |
A4. |
メールボックスを他のドライブに移動する方法を以下に示します。 1) Administratorアカウントでログインします。 2) Post.Officeのサービス停止 コントロールパネルのPost.OfficeアイコンをクリックしてPost.Offieコントローラーを 起動します。 Post.Offieコントローラーの[Shutdown]ボタンをクリックしてサービスを停止します。 (Post.Offieコントローラーに表示される、現在のメールボックスのロケーションを 確認します) 3) メールボックスのデータをコピー Windowsエクスプローラー等を利用して、メールボックスディレクトリを新規の ロケーションにコピーします。コピーした後で、メールボックスディレクトリの プロパティを開き、アクセス権限を確認してください。コピーした際に、アクセス 権限が変更されてしまった場合は、コピー元と同じアクセス権限を設定します。 4) メールボックスのパス設定を変更 レジストリエディタ(regedit.exe)を使用してPost.Officeの以下のレジストリキーに 設定されているメールボックスパスを変更します。(フルパスで設定します) Windows Server 2003, Windows Server2008 SP2: HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office → Dispatch → Config → MailboxDir Windows Server2008 R2: HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Wow6432Node → Software.com → Post.Office → Dispatch → Config → MailboxDir 5) Post.Officeのサービス起動 Post.Offieコントローラーの[Start]ボタンをクリックします。 変更後、Post.Offieコントローラーに表示されるメールボックスディレクトリの パスを確認します。 Configuration informationのMailbox directoryに現在設定されているパスが表示されます。 |
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Q5. | Post.Office稼動サーバを別のマシンに移す際、 インストール先のフォルダパスを変更するには?? |
A5. |
移行時にインストール先のパスを変更する場合、レジストリ情報を 変更する必要があります。(プログラムディレクトリパス、スプール ディレクトリパス、メールボックスディレクトリパス) 新規インストール時に設定したディレクトリパスは、レジストリに 保存されています。 移行先サーバのPost.Officeを新規インストールした後に、移行元サーバの レジストリ情報をリストアした場合、インストールパスが移行元サーバの 設定値で上書きされます。 移行先サーバのインストールパスを変更する場合は、レジストリ情報を 移行した後で、下記の手順でレジストリ中のパスを再設定します。 1) レジストリエディタ(regedit.exe)を起動します。 2) 必要に応じて、以下のキーを変更します。 HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office → Dispatch → Config → Post.Office (スプールディレクトリパス) ProgramDir (プログラムディレクトリパス) MailboxDir (メールボックスディレクトリパス) PUFD_DATA_PATH (PUFDディレクトリパス) Advanced Editionをご利用の場合は、LDAPサービス機能の設定 ファイルのパスも変更します。 HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office → LDAP-Server → Config → ConfigFile (LDAPサービス機能の設定ファイルパス) 3) 変更後、Post.Officeを再起動します。 |
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Q6. | POP3ログイン名に指定できる文字に制約はあるか?? |
A6. |
文字数に上限はありません。1文字以上、無制限です。 以下のような特殊文字は指定することができません。 "( ) % @ | ~ [ ] { } = |
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Q7. | Expand(EXPN)、Verify(VRFY)をOFFにするには? |
A7. |
VRFY、EXPNを無効にする方法は以下の通りです。(Windows版) 1) レジストリエディタ(regedit.exe)を起動します。 2) 以下のキーを "no" に変更します。 HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office → SMTP-Accept → Config → AllowEXPN HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office → SMTP-Accept → Config → AllowVRFY 3) 変更後、Post.Officeを再起動します。 |
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Q8. | ライセンスの追加方法は? |
A8. |
Post.Officeのライセンスキーを更新する手順は以下の通りです。 事前に以下の情報を用意しておきます。 - 追加購入されたライセンスキー - Post.Officeのインストーラ (ご利用になっているバージョンのもの) 1) Post.OfficeサーバにAdministratorでログインします。 2) インストーラを起動します。既にPost.Officeがインストールされているサーバ上で インストーラを起動しますと 「プログラムの保守」 画面が表示されます。 3) プログラムの保守画面のオプションから 「Post.Officeライセンスの登録」 を選択します。 4) 新しいライセンスキーを入力して、インストーラを終了します。 上記作業にあたり、Post.Officeのサービスを停止する必要はありません。 サービスを止めることなくライセンスの追加作業を実施することができます。 詳しくは、「インストールガイド 1.7章 ライセンス登録手順」をご覧ください。 |
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Q9. | Post.Officeを新規マシンに移行する方法は? |
A9. |
【前提条件】 1. 移行元と移行先のPost.Officeのバージョン、リビジョンが同一 2. 移行元と移行先のホスト名、IPアドレスが同一 3. 移行元と移行先のOSが同一 4. 移行元と移行先のインストールパスが同一 これらの前提条件に当てはまる場合は、全てのPost.Officeデータを移行する ことが可能です。 (前提条件に合致しないケースについては後述します。) 【移行元サーバでの作業】 1) Administratorでログインします。 2) Post.Officeサービスを停止します。 Windowsの[管理ツール]→[サービス]を起動して、次のサービスを停止します。 post.office MTA post.office pufService 3) レジストリのバックアップ レジストリエディタ(regedit.exe)を起動して、以下のキーを選択します。 HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office Post.Officeキーを右クリックして、メニューから[エクスポート]を選択します。 ファイル名に Post.OfficeRegKeyBackup.reg を指定して、保存します。 4) スプールディレクトリのバックアップ Post.OfficeのスプールディレクトリをPost.OfficeConfigBackupという 名前でコピーします。 5) メールボックスディレクトリのバックアップ Post.Officeのメールボックスディレクトリを Post.OfficeMailboxBackup という名前でコピーします。(メールボックスディレクトリがスプール ディレクトリ配下にあり、前項のスプールディレクトリのバックアップに 含まれている場合は不要です) 【移行先サーバでの作業】 1) Administratorでログインします。 2) Post.Officeを新規インストールします。 3) Post.Officeサービスを停止します。 Windowsの[管理ツール]→[サービス]を起動して、次のサービスを停止します。 post.office MTA post.office pufService 4) レジストリのリストア レジストリエディタ(regedit.exe)を起動します。 ファイルメニューから[インポート]を選択して、移行元サーバでバックアップした ファイル Post.OfficeRegKeyBackup.reg をリストアします。 5) スプールディレクトリのリストア 移行元サーバでバックアップしたPost.OfficeConfigBackupを、移行先サーバの スプールフォルダに上書きコピーします。 6) メールボックスディレクトリのリストア 移行元サーバでバックアップしたPost.OfficeMailboxBackupを、 移行先サーバの スプールフォルダに上書きコピーします。 (メールボックスディレクトリが、前項のスプールディレクトリに含まれている 場合は不要です) 7) アクセス権限の設定 コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行ます。 C:\Post.Office\bin\others\poperms.exe -a -u (poperms.exe コマンドは、プログラムディレクトリ直下の others フォルダに 格納されています。) 上記コマンドにより、プログラムディレクトリ、スプールディレクトリ、 メールボックスディレクトリ、レジストリ情報のアクセス権限がデフォルトの 設定に再設定されます。 スプールディレクトリやメールボックスディレクトリ配下にあるファイル数が 多い場合、実行に時間がかかります。目安としては、4000ファイルで約1分ほどです。 8) Windows OSを再起動します -------- 上記前提条件に合致しないケースについて -------- 【Post.Officeのバージョンが異なる場合】 対処法その1: 移行前または移行後にバージョンアップを実施して、移行時のバージョンを 揃えます。移行時のバージョンを揃えることで、全てのデータを移行することが 可能になります。(移行の手順は上述の通りです。) 例1: 1) 移行元サーバでPost.Office v4.0のデータをバックアップ 2) 移行先サーバにPost.Office v4.0を新規インストール 3) v4.0間でデータ移行 4) 移行先サーバをPost.Office v4.2にアップグレード 例2: 1) 移行元サーバをPost.Office v4.2にアップグレード 2) 移行元サーバでPost.Office v4.2のデータをバックアップ 3) 移行先サーバにPost.Office v4.2を新規インストール 4) v4.2間でデータ移行 対処法その2: アカウント情報とメールボックス情報(メーリングリストを利用している場合は メーリングリスト情報も)のみ移行を行い、コンフィグレーション設定は再設定します。 異なるPost.Officeバージョン間ではレジストリ情報(コンフィグレーション設定)を 移行することができません。 アカウント情報とメールボックス情報(およびメーリングリスト情報)の移行は、 次の場所にあるファイルとフォルダを移行します。 アカウント情報: <スプールディレクトリ>\configフォルダ下の次の2ファイル BTAccounts.a BTAccounts.i メールボックス情報: インストール先の<メールボックスディレクトリ> メーリングリスト情報: <スプールディレクトリ>\listdataフォルダ下のファイル全て データ移行後、コピーしたファイルやフォルダのアクセス権限が正しく設定 されていることをご確認ください。 コンフィグレーション設定は、管理画面から手動で再設定してください。 (新旧サーバの管理画面を並べて表示させ、各画面を見比べながら設定されると 間違いがないでしょう。) 【ホスト名、IPアドレスが異なる場合】 ホスト名、IPアドレスが異なるサーバにPost.Officeデータを移行する場合、 移行後にデータ中の該当するホスト名、IPアドレスを全て手動で変更する必要があります。 「Q2. Post.Office稼動サーバを別のマシンに移す際に、ホスト名、IPアドレスが 変わっても問題ないか? 」を参照してください。 【OSのバージョンが異なる場合】 異なるOS間ではレジストリ情報(コンフィグレーション設定)を移行することが できません。(Windows Server 2003 → Windows Server 2008 等) アカウント情報とメールボックス情報(メーリングリストを利用している場合は メーリングリスト情報も)のみ移行を行い、コンフィグレーション設定は再設定します。 アカウント情報とメールボックス情報(およびメーリングリスト情報)の移行は、 前述の「対処方法その2:」の方法で移行することができます。 コンフィグレーション設定は、管理画面から手動で再設定してください。 (新旧サーバの管理画面を並べて表示させ、各画面を見比べながら設定されると 間違いがないでしょう。) 【インストールパスが異なる場合】 移行時に、プログラムディレクトリ、スプールディレクトリ、メールボックス ディレクトリのパスを変更する場合、データ移行作業後にレジストリ情報を 変更する必要があります。 変更の手順は、「 Q5. Post.Office稼動サーバを別のマシンに移す際、インストール先の フォルダパスを変更するには? 」を参照してください。 |
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Q10. | POSTMASTER宛てのmailを他のメールアカウントに転送することはできますか? |
A10. |
POSTMASTER宛てのmailを他のメールアカウントに転送することは可能です。 Postmasterアカウントの設定情報を変更します(ポストマスタアカウントデータフォ-ム)。 ポストマスタアカウントデータフォ-ムの「指名ポストマスタの配信先アドレスに 転送先のアドレスを追加してください。 |
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Q11. | エラー通知メールのPostmasterのメールアドレスからホスト名を外す方法は? |
A11. |
エラー発生時に自動で送信されるエラー通知メールには、Postmasterの メールアドレスが記されています。 例えば host01.opentech.co.jp というサーバ上で動作するPost.Officeの場合、 通常 Postmaster@host01.opentech.co.jp と表記されます。 Postmasterのメールアドレスを Postmaster@opentech.co.jp に変更する方法を以下に示します。 【Postmasterアカウントの設定変更】 1) Postmaster のWEB管理画面にログインします。 2)[アカウント管理] → [アカウントの一覧] → [管理用アカウント] → [Postmaster Account] をクリックして、Postmasterのアカウント設定画面を開きます。 3)PostmasterのE-mailアドレス情報を以下のように変更します。 変更前: メインE-mailアドレス: Postmaster@host01.opentech.co.jp 変更後: メインE-mailアドレス: Postmaster@opentech.co.jp 追加アドレス: Postmaster@host01.opentech.co.jp 【レジストリの設定変更】 1)レジストリエディタ(regedit.exe)を起動します。 2)以下のキーの値を no から yes に変更します。 HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office → Error-Handler → Config → ReplyToNoHost 3)変更後、Post.Officeを再起動します。 上記の設定変更により、エラー通知メール内のPostmasterアカウントのアドレスは 下記の通り変更されます。 【変更前のエラー通知メールの表記】 Return-Path: From: Postmaster@host01.opentech.co.jp (Postmaster Account) Reply-To: Mail Administrator : Please reply to Postmaster@host01.opentech.co.jp if you feel this message to be in error. 【変更後のエラー通知メールの表記】 Return-Path: From: Postmaster@opentech.co.jp (Postmaster Account) Reply-To: Mail Administrator : Please reply to Postmaster@opentech.co.jp if you feel this message to be in error. |
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Q12. | パスワードの文字制限(最少入力文字数)を変更する方法は? |
A12. |
パスワードの最小入力文字数制限の変更方法は以下の通りです。 レジストリエディタを利用してパラメータを変更します。(Windows版) 1) Administratorでログイン後、regedit.exe を起動します。 2) 以下のキーを開きます。 HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → software.com → post.office → Account-Manager → Range → Accounts 3) Password キーをダブルクリックします。 4) 以下のデータの数字の4を2に変更すれば、デフォルトの最少設定文字数が 4文字に変更されます。 変更前: ^\S.{4,}\S$ 変更後: ^\S.{2,}\S$ 5) 変更後、Post.Officeを再起動します。 |
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Q13. | ドメイン名を変更する方法は? |
A13. |
ドメイン名やホスト名を変更する場合、Post.Officeで関連する項目は以下の通りです。 1) メールアドレス 各アカウントのメールアドレスが、ホスト名/ドメイン名を含んでいます。 2) メールルーティングオプション 「メールルーティングオプションの設定」でホスト名やドメイン名が設定されている 場合があります。 3) 予約アカウント 「アカウント管理」の予約アカウントにIPアドレスが設定されている場合があります。 【Windows版の変更方法】 DNSおよびネットワーク(コントロールパネル->TCP/IP->DNS->ドメイン名)の設定後、 以下の手順でPost.Officeの設定を変更します。 1) postmaster@hostname.newname.co.jpおよびpostmaster@newname.co.jpを postmasterアカウントの「追加アドレス」フィールドに登録します。 2)「システムコンフィギュレーション」->「システムセキュリティ」フォームの 「Webフォームによる設定が許可されるドメイン/IPアドレス」および postmaster アカウントの「POP3およびWebへのアクセスが許可されるドメイン/IPアドレス」に 古いドメインが登録されている場合、それらを消去します。 3) Post.Officeのレジストリ情報を変更します。regedit.exe を起動し、 HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office → dispatch → config → domainname を.newname.co jp に変更します。 4) ブラウザを起動して、postmaster@hostname.newname.co.jpでログインします。 5) Post.Officeに設定されている“すべて”の古いドメイン名の情報を新規のドメイン名に 変更します。 6)「システムコンフィギュレーション」のSMTPチャネルエイリアスの設定、メール ルーティングオプションの設定、メールリレーの制限、を必要に応じて変更します。 また、変更前にメールシステムのバックアップを取得してください。 【Solaris版変更方法】 1) 新規のドメイン名を使ったアドレス、postmaster@hostname.newname.co.jp および postmaster@newname.co.jp を、postmasterアカウントの「追加アドレス」フィールドに 登録します。 2)「システムコンフィギュレーション」->「システムセキュリティ」フォームの 「Webフォームによる設定が許可されるドメイン/IPアドレス」および postmaster アカウントの「POP3およびWebへのアクセスが許可されるドメイン/IPアドレス」 に古いドメインが登録されている場合、それらを消去します。 3) <プログラムディレクトリ>/etc/post.office.confの中にある、 DomainName=oldname.co.jpの項目を新規のドメイン名newname.co.jpに変更します。 4) ブラウザを起動して、postmaster@hostname.newname.co.jpでログインします。 5) Post.Officeに設定されている全ての古いドメイン名の情報を新規のドメイン名に 変更します。(「アカウント管理」の情報) 6) 「システムコンフィギュレーション」のSMTPチャネルエイリアスの設定、 メールルーティングオプションの設定、メールリレーの制限、を必要に応じて 変更します。 また、変更前にメールシステムのバックアップを取得してください。 |
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Q14. | SMTPのポート番号を変更する方法は? |
A14. |
ポート25を使ってアンチウィルスソフト等を稼動させる場合、 Post.OfficeのSMTPポート番号を 変更することができます。 【Windows版の変更方法】 レジストリエディタを使用してパラメータを変更します。 1) レジストリエディタ(regedit.exe)を起動します。 2) 以下のキーに設定されているポート番号を変更します。 HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office → SMTP-Accept → Config → Socket 3) 変更後、Post.Officeを再起動します。 【Solaris版の変更方法】 Post.Officeのユーティリティコマンド「dbedit」を使用して コンフィグレーション情報を書き換えます。 例として、Post.Officeのインストールディレクトリと新しいSMTPポート番号を 次のようにして説明します。 ・プログラムディレクトリ: /opt/post.office ・スプールディレクトリ: /var/spool/post.office ・新しいSMTPポート番号: 26 変更手順は次の通りです。 1) rootにて作業します。 2) /var/spool/post.office/config/SMTP-Acceptのバックアップコピーを取ります。 3) 次の環境変数をセットします。 # PostOffice=/var/spool/post.office # export PostOffice 4) 次のようにして「dbedit」コマンドを実行し、SMTPポート番号を変更します。 # /opt/post.office/utils/dbedit -s SMTP-Accept/Config/Socket 26 同様に「dbedit」コマンドで、SMTPポート番号が変更されたことを確認できます。 # /opt/post.office/utils/dbedit -f SMTP-Accept/Config/Socket SMTP-Accept/Config/Socket: [26] 5) 変更後、Post.Officeを再起動します。 |
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Q15. | POPのポート番号を変更する方法は? |
A15. |
下記の手順でPOPのポート番号を変更することができます。 【Windows版の変更方法】 レジストリエディタを使用してパラメータを変更します。 1) レジストリエディタ(regedit.exe)を起動します。 2) 以下のキーに設定されているポート番号を変更します。 HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office → POP3-Server → Config → Socket 3) 変更後、Post.Officeを再起動します。 【Solaris版の変更方法】 Post.Officeのユーティリティコマンド「dbedit」を使用してコンフィグレーション情報を 書き換えます。 例として、Post.Officeのインストールディレクトリと新しいPOPポート番号を次のように して説明します。 ・プログラムディレクトリ: /opt/post.office ・スプールディレクトリ: /var/spool/post.office ・新しいPOPポート番号: 111 変更手順は次の通りです。 1) rootにて作業します。 2) /var/spool/post.office/config/POP3-Serverのバックアップコピーを取ります。 3) 次の環境変数をセットします。 # PostOffice=/var/spool/post.office # export PostOffice 4) 次のようにして「dbedit」コマンドを実行し、POPポート番号を変更します。 # /opt/post.office/utils/dbedit -s POP3-Server/Config/Socket 111 同様に「dbedit」コマンドで、POPポート番号が変更されたことを確認できます。 # /opt/post.office/utils/dbedit -f POP3-Server/Config/Socket POP3-Server/Config/Socket: [111] 5) 変更後、Post.Officeを再起動します。 |
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Q16. | WWWのポート番号を変更する方法は? |
A16. |
ポート80を使って他のWebサーバ等を稼動させる場合、Post.Officeの WWWポート番号を変更することができます。 【Windows版の変更方法】 レジストリエディタを使用してパラメータを変更します。 1) レジストリエディタ(regedit.exe)を起動します。 2) 以下のキーに設定されているポート番号を変更します。 HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office → WWW-Server → Config → Socket 3) 変更後、Post.Officeを再起動します。 【Solaris版の変更方法】 Setupコマンドを使用してパラメータを変更します。 1) rootにて作業します。 2) Setupコマンドを起動します # /opt/post.office/Setup 3) Setupコマンドの中に、WWWポートを変更する項目がありますので、 新しいポート番号を入力します。 World Wide Web port for configuration: [80] 8181 4) 変更後、Post.Officeを再起動します。 |
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Q17. | SPAMメール、不正なSMTPリレーの対策方法は? |
A17. |
Post.OfficeはSPAMメールや不正なSMTPリレーに対する対策として、 以下の2つの機能を持っています。 1. メールブロッキング 2. SMTPリレー制限 メールブロッキングは、特定のユーザやシステムから届くメールを ブロックする機能です。実際にSPAMメールの被害に遭い、SPAMメールの 発信元が特定されている場合に有効です。 メールブロッキングの設定につきましては、アドミニストレーションガイド 4.6章の説明に従ってください。 SMTPリレー制限は、不正なSMTPリレー(メール中継)を防止するための 機能です。不正メールの発信は、第三者のメールサーバを踏み台にして SPAMメールが送信されるケースが多いので、不正メールの踏み台にされないように SMTPリレーに制限をかけることが重要です。 不正なリレーを許さないSMTPリレー制限の設定方法を以下に示します。 1) 管理者でログインして、 [システムコンフィグレーション]→[メールリレーの制限] を選択します。 2) [外部リレーの制限]で [下の条件に該当する場合を除き、リレーメールを制限する] というラジオボタンをONにします。 上記ラジオボタンフィールドの [指定したIPアドレスからのリレーを許可する] というチェックボックスをチェックします。 適宜0をワイルドカードとして使用し、自分のネットワーク内の IPアドレスを網羅するIPアドレスを入力します。 たとえば、次のようなIPアドレスを入力したとします。 222.33.44.0 127.0.0.1 この場合、222.33.44というアドレスのクラスCネットワークに属するIPアドレス を持つすべてのマシン、およびサーバシステム自体(ローカルホスト)からの メールのリレーが許可されます。(ネットワークは、CIDRによる表記も可能です) [外部リレーの制限]の[ローカルメールドメイン]チェックボックスは ONにしないでください。 [外部リレーの制限]の[その他のドメイン]のチェックボックスも ONにしないでください。指定したIPアドレスからのリレーのみ許可してください。) 3) [許可される配信先]で、 [次に指定するドメインのみ] というラジオボタンをONにします。 [許可される配信先]の[ローカルメールドメイン]チェックボックスは ONにしないでください。 [許可される配信先]の[その他のドメイン]チェックボックスをONにして、 自ドメインを設定します。 |
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Q18. | STARTTLS機能を無効に変更する方法は? |
A18. |
STARTTLS機能を無効に変更する方法は以下の通りです。(Window版) 1) レジストリエディタ(regedit.exe)を起動します。 2) 以下のキーの値を "yes" から "no" に変更します。 Windows Server 2003, Windows Server 2008 SP2: HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Software.com → Post.Office → SMTP-Accept → Config → AllowSTARTTLS Windows Server2008 R2: HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Wow6432Node → Software.com → Post.Office → SMTP-Accept → Config → AllowSTARTTLS 3) 変更後、Post.Officeを再起動します。 |
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Q19. | Post.Officeは仮想化環境に対応していますか? |
A19. |
当社では、特定の仮想化環境に特化した動作確認は実施していません。 その為、仮想化環境上での動作は保証いたしかねますが、一般的な仮想化環境では 問題なく動作するものと考えています。また、VMware、Hyper-V 等のメジャーな 仮想化ソフトウェア上での利用実績は数多く報告されています。 テクニカルサポートでは、以下の条件のもと、サポートサービスを提供します。 - 仮想化環境におけるゲストOSが、Post.Officeの対応OSであること - 有償のテクニカルサポート契約にご加入いただいていること 仮想化環境での運用を理由にサポート対応をお断りすることはありませんが、 特定の仮想化環境だけに起因する障害が発生した場合、当社製品の改修による 対応等が困難な場合も考えられます。 尚、現在までに、特定の仮想化環境に固有の障害は報告されていません。 今後、仮想化環境固有の障害が確認された場合は、当サイトにて随時情報を 公開いたします。 【仮想化環境固有の障害の発生状況】 現在、報告されている障害はありません。 |
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